日 | 都市名 | 交通機関 | 時刻 | コース内容 | 朝 食 | 昼 食 | 夕 食 |
6 | ツェルマット | 登山列車 | 午前 | 登山列車にて標高3131mのゴルナーグラードへ。
アルピニスト憧れの山、マッターホルンをはじめ、 モンテローザ、ゴルナー氷河などスイス1,2を争う展望に感動します。 |
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ゴルナーグラード | |||||||
ツェルマット | |||||||
鉄道 | 午後 | その後、バスにてレマン湖畔に開けたスイスで最も洗練された国際都市、ジュネーブへ | |||||
テーシュ | |||||||
専用バス | |||||||
ジュネーブ | 夕刻 | ジュネーブからフランス新幹線TGV
にて列車の旅をパリまで満喫していただきます。
夕食は車内にてなつかしの日本食(幕の内弁当)(走行距離:230km) | |||||
TGV | |||||||
パリ | 夜 |
7時起床、7時45分朝食、8時45分出発。スーツケースが無いので出発はゆっくりできた。 ちなみに父親はいつものごとく、早朝から散歩してきたらしい。 そこで、ツェルマットの長期滞在している夫婦に声を掛けられたらしく、 いろいろ話したそうだ。それによると、この時期はツェルマットではシーズンオフで、 4つ星でもそれほど高くないらしい。その夫婦はそれを利用して長期滞在しているとのこと。 確かに夏休みには早いし、スキーシーズンはとっくに終わっているので、そうなのかもしれない。
町の中心にあるツェルマット駅から乗車。ただし、今度はツェルマット鉄道ではなく、 ゴルナーグラード・モンテローザ鉄道(Gornergrat-Monte Rosa-Bahnen、地図にはGornergrat-Bahnとなっている)。 ここでは、定期券サイズの切符。これ1枚で往復切符となっている。 これを機械に通して、バーを押してホームに入る。9:12発。 なぜかふもと側が単線で、ゴルナーグラード側は複線。ふもと側は崖のそばを通ってるからかもしれない。
昨日乗ったユングフラウ鉄道と違って、アイガーの頂上に行くわけではないので、 景色自体は緑が多く、ハイキングをしている人の姿もあった。小さな花をつけた高山植物もあった。 途中4駅に止まって、9:55、ゴルナーグラード(Gornergrat)到着。
集合して、『ここでは自由行動。11:07で下るので11:00頃には駅に来る』ことが伝えられて、 集合写真を撮る。駅の横にはなぜか郵便局。日本まで出しても、えらく安かった覚えがあるけど、詳しくは覚えてない。 坂を登ったところには、土産屋さん。一応入ってみるけど、あまりいいものはなかったので、 さらに登って、レストラン+売店へ。弟がジュースが飲みたいと言うのでついていくと、セルフサービス。 しかもジュースに関しては、コップを買って、各自でジュースを注ぐという方式。 おかわりしてもよかったらしい。涼しかったのでそれほど飲めんというのも事実だったが。 のんびりジュースを飲みながら、周りの景色を楽しむ。あえて、書きません。行って見ないと伝わらないと思いますので。
11:00前に駅に戻る。駅のところも展望台のようになっているので、のんびり風景を見ながら時間を待つ。 添乗員さんによるともうホームに行ってていいらしいので、さっさとホームに行って列車を待つ。 時刻表見てると、ゴルナーグラードでの到着時刻と発車時刻は始電終電を除いて、全て同じだった。 でも、列車は登ってきた列車がそのまま折り返していく方式。というわけで、下りの列車は定刻には発車しませんでした。 でも、途中で定刻に戻ったみたいです。
ついでに運行ダイヤのお話。ここは全てツェルマットからゴルナーグラードを経由してツェルマットに 戻るというダイヤで運行が組んであるみたいです。ツェルマットの始発は7:05、以後8:00発から24分間隔で 17:12発まで、そして19:12発が終電です。もっとも手元にある時刻表は2000/11/1-2001/6/9のもので、 今の話は2000/11/25-2001/5/1の話。2001/5/2-2001/6/9までは8:24,48,15:36,16:24が運休。 2000/11/1-24の間なんて、8:00発から2時間間隔で16:00発まで5往復のみ運行、しかも、ゴルナーグラードで24分停車だったりします。
話を戻して、ツェルマットに11:51に到着。ツェルマットの中心部のレストランで昼食。 席が一緒だった女性2人組は、パリでは初めから自由行動でテニスのフランスオープンを見に行くとのこと。 阪急にチケットを頼んだら、二人で2万円だといわれたので、チケットなしで行ってみるとのことだった。
さっさと昼食を食べて、通りに出てみるものの、やっぱりお店は昼休みを取っている。 電気は消してあるし、当分帰ってきそうにない雰囲気。ツェルマットの出発は14:00なので、 ここでも時計は買えなかった。がっかり。何も買い物ができないので、みんな散歩するか、 駅前のベンチで座っているかのどちらかだったようだ。僕は駅にある売店で雑誌を見てみる。 結構いろんな雑誌を置いてる売店でした。一番上の棚にある雑誌の表紙には裸のお姉ちゃんたちがいるし。 パソコン雑誌もいくつかありましたが、あまり詳しいものではない感じ。 一番惹かれたのは"PLAY STATION Official Magazine"でしょうかねぇ(笑) 特集は春の東京ゲームショウのレポートでした。ドイツ語だったので記事自体は読めなかったのですが、 "TEKKEN 4"とか"FINAL FANTASY X"とかが載ってました。 FFXなんて2ページ取ってありましたしねぇ。ちなみに「みんなでゴルフ」は"Everybody's Golf" っていうんですね。「そのままやん」って感じでした。それ以外にはヨーロッパで売られているらしい ゲームの紹介記事みたいでした。
時間になって、14:10発のテーシュ行に乗車。集まりのいいグループですねぇ(笑) また15分ほど揺られて、テーシュに到着。ハンスさんはちゃんと駐車場に到着済み。さすがですね。 ここからはひたすらジュネーブへ向かいます。途中からアウトバーンに乗りました。 途中からはレマン湖を左手にやっぱりひたすらジュネーブへ。 なぜそんなに急ぐかというと、ジュネーブの出発は19:22なんですが、ちょうど帰宅ラッシュにかかるからです。 確かにジュネーブ市内に入って、バスは渋滞に巻き込まれちゃいましたしね。
それでも18:00頃にはジュネーブ駅に到着。到着直前に
添乗員さん「ハンスさんが言いたいことがあるそうですので…」
ハンスさん「……お気に召しましたか……」
車内:拍手
添乗員さんによると、僕たちを待っている時に他のバス運転手から聞いて、
添乗員さん相手に何度か練習していたそうです。
駅には阪急の現地係員が来てました。 バスに積んでいた荷物は、ポーターを連れてきてました。直接TGVに乗せるそうです。 そしてハンスさんとはここでお別れ。5日間でしたがお世話になりました。 ハンスさんはこれからミュンヘンまで帰って、明日はお休み、その次の日に会社に行くそうです。 さらにその翌日から次のツアーを担当するだろうって言ってました。
駅構内に入って、時間があるのでまずは両替をしようということになりました。 ここでSFrからフランスフラン(FFr)にします。この両替所はスイス国鉄がやっているらしいです。 手元に持っていた60SFrを差し出して、"Hello. France Fran, please"と言うと 240.60FFrを出して "Arigato"と言われました。本当に日本語は普及してます(笑) レシートを見ると 2SFrが料金で58SFr=240.60FFrみたいです。 日本からすると手数料ないのと同じくらいいいレートです。最も旅行中にレートが変わったのも 影響してたかもしれませんが。
全員が両替し終わったのは18:50位でした。ただ、弟によると電光掲示板に遅れ20分みたいな表示があるとのこと。
それからホームに移動するんですが、その前にパスポート検査がある。
TGVで直接フランスに行くので、ここで入国審査があるとのことでした。
それぞれ手にパスポートを持って、日本の高速道路の料金所を人サイズにしたような感じの通路へ。
上に掲示があって、それぞれ何の担当か書いてあるんですが、
スイス 出国管理:……ブースに誰もいない。
スイス 国境警察:……ブースに誰もいない。
ま、スイス側は出国だからそんなに気にしなくてもいいか。
フランス 入国管理:……やっぱり、ブースに誰もいない。
フランス 国境警察:ブースに3人いる……が、こっちを見てない。
……。あれじゃパスポート持ってなくても通れますがな。
そしてホーム下のコンコースでしばらく時間を過ごし、そしてホームへ。 例によって、放送も何もなく発車するので、急いでいるらしい。 TGV自体は発車時刻に入線してきました。が、弟の行ったとおり、発車は20分遅れでした。 そして添乗員さんが弁当と缶入りのお茶を持ってきて、配って夕食。食べ始めた頃に列車は出発。 添乗員さんによると、このあとは、国境の駅に止まった後はパリまでノンストップらしい。 なので、その駅を出たら空いてる席に移動してもよいとのことだった。 あと、車内検札があるので、チケットをなぜか私が受け取って、 持ってました。結局検札にはこなかったんですが…。 TGVは連接台車なんですが、そのせいで音の数が少ない。 日本の鉄道からすると何か物足りない感じがしましたけどね。 車内は結構静かでした。
実はスイス国内ではスピードは出しませんでした。周りの風景から100キロも出てないんじゃないか、 というのが弟と話した感想。フランスに入ってもそれは同じで、しばらくはスピードは出ていませんでした。 でついうとうとと。次に起きた時には、かなりのスピード。TGV専用線に入ったんだなと思いつつ、 再び寝て、次に起きた時にはもうパリの手前でした。
パリ・リヨン駅に23:05に到着。遅れは5分になってました。昔の鉄道ってのは、両方の終端駅にはお互いの行き先となる駅名をつけたんです。 なので、パリにあるのにリヨン駅。リヨン発リヨン行きなんていいかげんな列車ができそうな気がします。 構内はかなり天井が高く、「蒸気機関車が入ってきてた頃のかなぁ」とか思ってたりすると、蒸気機関車が……。 パリの現地係員によると、フランス国鉄のOBたちがお金を出し合って、動態保存していて、 年に何回か走らせているのだそうです。
駅から駐車場にいる貸切バスへ移動。TGVから荷物を乗せる間に地元の両替の人が、 バスに乗ってきて、10000JPYをFFrに換えてくれました。575FFrでしたが、細かい紙幣、 硬貨も入れてくれていたので便利でした。後で分かりますけど、フランスの人って、 お店でも小銭を要求します。52FFrの水を買った時は、60FFrを出すと、"More 2FFr?"なんて 言ってきましたし。これはホテルだったんで、英語が通じたんですけどね。
そしてパリの周回道路を通って、ホテルへ。この車内で、KUONI発行、高島屋プランタンの広告つきの パリ市内の地図が配布される。現地係員さんが、ホテルの場所と最寄の地下鉄の駅、そして、 地下鉄路線図にも、最寄の地下鉄の駅に印をつけてくれてました。これ便利です。
ホテルにつくころには既に日付は変わってました。スタッフがいないので各自でスーツケースを部屋へ。 ここのレストランで水を買ったんですけど、この水、硬水でした。持ってた「valvare」の 十数倍もカルシウムが入ってたんです。飲んだ瞬間「何これ?」ぜんぜん口に合いませんでした。 これならまだ「evian」飲んでたほうがましでした。といっても、「evian」も結構飲んでるんですけどね。 あとはこのホテル、空調がついていませんでした。実はパリ市内のコンチネンタルスタイルのホテルには、 ついてないところがほとんどなんだそうです。というのも30℃を越えることがほとんどなかったんだそうです。 ところが最近の異常気象のせいか、平均気温が上がってきており、このホテルでも設置工事を始めたところのことでした。
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