日 | 月日 | 都市名 | 交通機関 | 時刻 | コース内容 | 朝 食 | 昼 食 | 夕 食 |
1 | 5/23 (水) | 福岡空港発 | JL-380 | 07:30 | 国内線にて空路、成田空港へ。 | x | 機 内 食 | 機 内 食 |
成田空港着 | 09:10 | 到着後、国際線に乗り継ぎ | ||||||
成田空港発 | JL-407 | 13:00 | 出国手続き後、フランクフルトへ。 | |||||
フランクフルト着 | 18:00 | 着後、ホテルへご案内致します。 |
ついに出発の日である。4:30起床。学校に行く時は目覚ましに起こされてもまだ寝てるのに、 こういう日だけは目覚ましにすら勝ってしまう。集合時間は福岡空港第2ターミナルに6:30。 自宅から近い西鉄天神大牟田線では、始発列車に乗っても間に合わないので、タクシーで空港へ向かう。 自宅発5:45。タクシーのトランクにスーツケースを乗せようとすると、入りきれなかった。 LNG(液化天然ガス。燃料すね)のタンクはトランクにあるらしい。トランクとそのドアを ゴムひも(といっても自転車のタイヤのチューブみたいなやつ)で結んで、出発。6:20頃には空港に到着。
第2ターミナルに入るとJALのカウンターの前に行列ができている。理由は簡単。始発の東京行きが、 整備不良に伴い、機材のやりくりができずに運休するのだった。「朝から大変だねぇ」と思いつつ、 阪急交通社のカウンターへ。同時に4ツアーくらいが出発するらしく、多くの人が並んでいた。 結局、参加者の受付だけで、6:50くらいになってしまう。添乗員さんは中岡さんという男の人と 白水さん(「しろうず」と読む。そう読むことがあるのは知識としては知ってたけど、実際に会ったのは初めて。)という 女の人。中岡さんは30代後半くらい、白水さんは「入って2-3年目くらいかなぁ」という感じ。 (ちなみにこの先、添乗員さんと書いた場合には中岡さんのほうを指します。) 参加者は35名、さらに宮崎からの8名が成田で合流するという。
添乗員さんの挨拶に続き、成田までの航空券が配られ、スーツケースを団体専用カウンターに預ける。 これでフランクフルトまで空輸されるそうだ。いつも通り手荷物検査を受け(まだ国内線だからね)、 14ゲート(だったかな? マイレージ事務局に事後登録のために送ったから、正確にはわからん)に行くと、 それなりに人はいるようだった。ちなみに福岡-成田線は1日1往復しかない。成田に直接行けるのはこの便だけ。 フローティングブリッジ(ボーディングブリッジとも言うようだ)の先に止まっていたのは Boeing747-400、ジャンボジェットと呼ばれる機種だった。
搭乗の準備ができ、機内に入ってみると、座席ごとに液晶の画面がついていた。 「最近は席ごとについてるのか?」なんて思っていたが、WINDS(JALの機内誌)が国際用みたいだったので、 「国際線仕様のものが来てるんだな」と分かる。この後乗る成田-フランクフルト線やパリ-関西線もこのタイプだった。
国際線仕様の機材は座席も若干広い感じ。機内には普通のスクリーンもあり、国内線と同じように、 各種案内やNHKニュースが流されている。それぞれの座席は「MAGIC-II」と呼ばれるシステムでスクリーンと 同じものを見れるほかに、機外カメラ(前方、下方)や、映画(10本くらい。ダイナソーとかスペースカウボーイとか 結構新しいものも)、ナビゲーションマップ(CGの地図が出てきてこれまでどこを飛んできたのか表示されるやつ。) なんかが席ごとに選べた。ゲームも10種類ほどあったが、パズル系しかなかった。 ちなみに元になったOSはWindowsみたいだ。画面の切り替えの際、例の砂時計が表示されていた。
福岡-羽田線と同じような航路を取り、ほぼ定刻どおりに到着。成田空港では、リムジンバスに乗ってターミナルまで移動。 国際線の出発エリア(?)まで団体で移動し、
父親はタバコを吸った後、「うどんかラーメンが食べたい」と言って、 中華料理店へ行った。僕と弟はマックを発見、僕はフィレオフィッシュとマックシェイクのバニラ、 弟はハンバーガーのセットを食べる。ちなみに成田空港内のマックは半額の対象外。
その後3人ばらばらになって、空港内をうろうろ。僕は「ボルビック」というミネラルウォーターを買い、 「マガジン」を買う。福岡では木曜発売なのだが、関東では水曜発売。「ヤングジャンプ」と「モーニング」は さすがに出てなかった。これで1週読めないことが決定(泣) 意外とすることがなく、結局、10:20には集合場所へ。ソファーでのんびりと集合を待つ。 国際線は当然禁煙なので、父親はニコチンをためているようだ。
集合時間になって、添乗員さんから、フランクフルトまでの航空券が配られる。 航空券の席はグループでもばらばらなので、後で添乗員さんが配る紙に書かれた席に座るようにとの指示。 さすがに国内線とは表示が違う。「Economy」と書いてあるのがちょっと寂しかったけど。 後は各自で12:30までに44ゲート(だったと思う)に来るようにとのことだった。
とりあえず、搭乗ゲートに進む。はじめは手荷物検査場。まずそのエリアに入るために警備員に搭乗券の提示を求められた。 そして国内線と同じように検査官(と言っても警備員なんだけど)に搭乗券を提示して、手荷物検査。弟の手荷物が再検査になるが、 再度のX線検査でパス。次に出国審査。ゲートごとに出入国管理官が座っている。ゲートの前には黄色い線が引いてあって、 前の人が終わるまでその線から出てはいけないとのこと。比較的空いていたので、待たずに審査。 パスポートと出入国管理カードを手渡すと、パスポートの記載面を見て、査証(スタンプとかを押すところ) のページに「日本国/出国」のスタンプを押され、同じページに出入国管理カードをホチキスで留めて、 出国の部分を切り取って、パスポートを返された。これで日本国内でありながら、日本国内でない区域にいることになった。 ゲートをくぐると千葉銀行の両替窓口があったが、レートがよくないのでフランクフルトに言って替えたほうがよいとのこと。 これは帰国の時に実感することになる。ここでは添乗員さんの言葉を信じて、両替しなかった。
長い長い通路を通って44ゲートへ到着。通路は3Fだったが、搭乗ゲートは2F。フローティングブリッジも2Fで、 ガラスで仕切られている。入国時は2Fの通路を通るらしい。44ゲートと43ゲートは2Fでつながっていて、 その間に売店がある。この売店には機内で使うものや食べるものを中心においてあった。ちなみにプラグの変換機 も売っていた。電圧調整のできるものとできないものがあって、やっぱりノートPCを持ってくればよかったと 思った瞬間であった。添乗員さんはここでタバコを2カートン買っていた。「さっきドイツには1人1カートンしか 持ち込めないって言ってたのに」とか思いながら知らないふり。「機内では吸えませんからね、気持ちはわかりますけど。」 とか福岡空港で言ってたのだが、「自分が吸うんじゃそりゃ分かるわな」と妙に納得。結局、搭乗直前まで 吸っていたようだ。それに父親も混ざっていて、添乗員さんと話し込んでいた。ちなみに成田空港では喫煙エリアが決まっていて、 そこでは空気を常に吸いこむ装置が周りを囲ってました。
搭乗の準備ができて、搭乗開始。ちなみにファーストクラス、エグゼクティブクラス(だったかな?)と、 子供連れの乗客が優先なのはいつものとおり。席は後部の真ん中(通路と通路にはさまれたとこね)だったのだが、 添乗員さんが気を利かせてくれて、窓側(正面向かって左側の方)と変わってくれた。成田13:00、フランクフルト18:00で時差7時間 (夏時間適用。本来は8時間。今回行くドイツ、スイス、フランスは同じ時間帯。)なので、実乗時間12時間である。 添乗員さん曰く、乗ってずっと寝てると着いてから眠れなくて、時差ぼけに悩まされるので、できるだけ起きておく方がよいとのことだった。
機体自体は先ほど書いたのと同じ機種なので特に変わったことはない。また日本航空(2文字で表す場合、JLと略される。全日空はNH) なので、フライトアテンダントは日本人。ドイツ人のフライトアテンダントも1人か2人乗っているようだ。 ちなみに乗客は圧倒的に日本人。成田の待合室で見た感じだと、日本人でないのは20人くらいの感じ。 離陸後1時間ほどして昼食(機内食)。 和食と洋食を選ぶ。「洋食だと多少時間がかかる」らしいし、和食の方がおいしそうだったので和食を選ぶ。 ちなみにメニューは座席のポケットにあらかじめ入っていた。食べ終わると、片付ける時に「evian」をくれた。 エコノミー症候群対策らしい。個人的には「ボルビック」のほうが好きだったりするのだが。
先ほど言ったように各自の画面で映画が見れるのだが、いつ始まるのかが分からないので、結局何も見なかった。 音楽と違って、途中からみてもよくストーリーが分からないしね。 先ほど買ったマガジンを読んだり、ナビゲーションマップを見ながら、「まだこんなとこなのかぁ」と思ったり。 ちなみに成田からは、新潟、ウラジオストク、サンクトペテルブルグ、フィンランド、スウェーデンの上空を通って、 ドイツに入るのだった。Boeing は「サンクトペテルブルグ」を英語読みで表示するらしく、「セントピーターズバーグ」 になっていたけど。早くもニコリが登場するはめになってしまった。ちなみにこの後、ヨーロッパではニコリはしなかった。
なんだかんだしているうちに16:30頃(ドイツ時間。離陸直後から腕時計を現地時間に合わせた。 その時間に合わせて行動した方が時差ぼけが少ないと考えた。)夕食の機内食が出てきた。 マカロニ状のパスタ(っていうかこっちをパスタっていうらしいね)にソースがかかったもの。 いまいち口にあわず、残してしまう。そのあと、エコノミー症候群を防ぐためと思われる、 座席に座ったままでもできる運動がスクリーンで案内されていたんだけれども、 そこで手を上に伸ばす運動のときに、各座席から手が伸びたのを見て「おぉっ!!」 なかなか見ることのできない光景でした。そしてほどなくして、フランクフルトの空港に着いたのだった。
到着したものの、座席が後ろの方だったので、なかなか機内から出られない。 ま、これは国内線でも変わらないけどね。列が進むのを待っていると、乗客の方がフライトアテンダントの人と話していて、 「この液晶画面(MAGIC-IIのことだろうけど)は便利だけれども、結構故障が発生する。フライトアテンダントも修理の仕方は習っていて、 自分たちで修理や取替えをすることもある。これを期待して載ってくるお客様も多いので、私たちにとっては一長一短」というようなことを話していた。
ようやく機外に出て、フローティングブリッジを渡り、ターミナル内へ。日本のように案内放送が流れてなく、 ターミナル内が非常に静かで、異様な感じ。いったんグループで集合し、入国審査へ向かう。 しばらくターミナル内を歩き、階段を1つ下りたところに入国審査場がある。入国審査はEU Resident(EU居住者)とNon-EU Residentに 分かれていた。にもかかわらず始めは1人しか審査官がおらず、 手間取っていたが、その人が電話をかけるとさらに2人出てきて、EU担当1人、Non-EU担当2人になった。さらに驚いたことに、 EU担当の人ははじめはきちんと見ていたのだが、面倒になったらしく、EU居住者に限りパスポートを見せるだけで (駅で駅員に定期を見せるような感じ。時々呼び止めて入国書類?を読んでいたけど)だけで入国審査は終わり。 その後、non-EUの分も見ていた。僕の順番が来てパスポートを渡すと、始めは個人情報の欄に紫外線みたいなものをあて、 次にコンピュータにかざして、何かを照合しているような感じだった。そして、フランクフルトと書かれたスタンプを押して終わりだった。
その後、スーツケースを受け取りはずだが、添乗員さんがまとめてポーターに渡していた。空港に来ていた現地ガイドと合流。 パリでもそうだったが、阪急の場合、空港では現地ガイドがつくようだ。英語が通じると言ってもいたほうが便利なんでしょう。
ちなみに空港と両替所、ほとんどのホテルやお土産屋さんは英語が通じた。 観光地のお土産屋さんでは日本人スタッフがいたり、日本語が通じたりもした。
話を戻して、税関を通る。「課税されるようなものを持っている人がいたら手を上げてください。例えば……」 のように税関職員が言うことを現地ガイドが訳す。誰もいなかったので通ろうとすると、 添乗員さんがビニール袋に入れていた例のタバコで止められるが、 現地ガイドを指差して2人分だと言うしぐさをすると「じゃぁ、いいよ」みたいな感じで通してくれた。 意外とルーズ。海外だと日本人の団体客はほとんどスルーパスだと添乗員さんは言ってた。
ちなみに添乗員さんが持っていたのはマルボロなんですが、父親が結局我慢できずに買っていたのですが、 ヨーロッパの方が高いみたいです。まぁ、タバコの値段は税金の値段と言っても過言じゃないんですが、 ドイツでは6マルクだったので300円前後と言うことになります。フランスでは禁煙法の関係か、売ってるお店がほとんどありませんでした。 フランス国内ではタバコの自販機も見ませんでした。
話を戻して(よく脱線するな…)、ロビーで両替。添乗員さん曰く、お土産にもよるが、最低5000円くらい、 お土産を買うなら1-2万円と言う話だったので、5000円(JPY)を両替して、83ドイツマルク(DM)、手数料が5DM、 差し引き78DMでした。1DM=60.24JPY、手数料込みで64.10JPY くらいですね。ちょっと高いかなぁ。 ちなみに、1DMの下には補助通貨単位「ペニヒ」が存在します。1DM=100ペニヒです。 そして両替が終わると、ターミナルを出て、バスへ。いわゆる貸切バスってやつです。 わずか10分ほどで、ホテルに近い入り口へ。ところが通路が改装中だったので、結局遠回りしてホテルへ。
ホテルは HOTEL SHERATON AIRPORT。改装したばかりで、阪急でも初めて使うとのこと。 団体客になれていないらしく、添乗員さん+現地ガイドでもチェックインに手間取る。 翌日の起床6:00 食事6:45 出発7:30(だったかなぁ。ここだけ記録してないや)と言うことが伝えられて、 解散。部屋自体は広く初めから3人部屋として作ってある感じのアメリカンスタイルのホテル。
TOP / 旅行 / ドイツ/スイス/パリの旅
Copyright (c)2001 Yuuichirou Oka
[E-mail] avex-freak@ma1.seikyou.ne.jp
All right reserved. International copyright secured.